願成寺白水阿弥陀堂は、今から846有余年、 二条天皇の時、岩手平泉の藤原秀衡の娘の徳姫が いわきの豪族の岩城則道に嫁し、則道の死後に、その霊を弔うために 1160年に金色堂を模して建立したと言われています。 平安朝阿弥陀堂様式で、庭園も浄土式庭園。 1952年に国宝指定。 正面三間・側面三間の方三間で、宝形造り、栩 (とち)葺き屋根の素朴優美な姿。 内部には、木造阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観世音 菩薩、勢至菩薩)と持國天・多聞天の二天が収め られています。 また天井には宝相華(ほうそうげ=極楽浄土に咲く 花)が微かに描かれています。現在その花は一部復元されたものが 願成寺阿弥陀堂内に展示してあります。 浄土庭園がまた見事です。堂を囲む小高い山々を借景に蓮の花のように 見えるように盆地の北端に南向きに阿弥陀堂が配置され、その前に 配置された池水に映し出されます。 四季を通じ、また違った魅力をもたらしてくれる思いまいた。 秋にまた訪れてみたい。
by en_plus
| 2006-08-30 13:26
| architecture
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