先週に引き続き、今週は阿部仁史氏による講演会が行われた。
テーマは『境界面からの建築』。 この主題に対して彼の考えや実際のプロジェクでの手法等などを 6つのキーワードごとに分け、それぞれがある一定のgeometryをもって カタチとして生まれ、それが外部との境界面において繋がるかなど、 非常に興味深い話を聞けた。 特に印象に残ったキーワードとして「Foam Space」であった。 「場」という概念とは、ある種人為的に生まれるものと、必然的というか 偶発的な日常の人間の身体レベルで生まれるようなものが 考えられる。阿部氏は後者の考え方をしていて、身体レベルでの 「場」を自身の想いやデザイン、それを成立させる構造的根拠を 総括して建築というもの、言い換えれば空間を生み出している。 初めて阿部氏の講演を聞いたが、非常に難しいことをわかりやすく 話してくれた。彼の人間性というものが伝わる。建築というい枠組み など剥ぎ取り一人の人間として魅力的であった。
by en_plus
| 2006-12-02 18:25
| architecture
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