先週末から軽井沢にて合宿があり、そこでは各ゼミに分かれテーマを決め、様々なワークショップを行った。自分達のテーマは構造体で形、空間をつくること。
Tensegrity(テンセグリティ)を考えてみる。 Tensegrityとは、Tension(張力)とIntegrity(完全無欠)という二つの言葉から作られた造語で、Kenneth Snelsonにより考案され、R.Backminster Fullerにより命名された概念。 「不安定な部材や架構をテンション材で統合し安定化するシステム。非接触で不連続な圧縮材が張力の海に浮かぶ自碇したシステム」。 彼の思想において、最小限の努力で、最大限の効果を上げることを目指すべきだということが根本にあり、造形的にも美しく浮遊する芸術とも言えるだろう。 5㎜角の圧縮材と紐により、三角形で構成された多面体をつくり、これを組合せる。 非常に単純な構成であるが、その空間に浮遊感を与え、不安定さの中に 自立した構造体、そして美しさを感じられる。 一方でこの構造体は複雑で予想のしにくい非線形な挙動や大きな変形を生じやすい点、張力の管理も難しい点があることを確認できた。 Tensegrity、この構造体の興味深さ、そして難しさを経験した。今後、どんな形でも良い、建築でもその他でも、考えていきたい。 最終日、旧軽井沢へ。 軽井沢山荘、 ゆるやかな坂道のアプローチ、 その先に山荘がある。 今年の春に建築を学びはじめ、友人に教えてもらい初めてをつくった模型が、この建築。 それだけにこの山荘を目にした時の感動は大きく、興奮する。 しっかりと目にやきつけ帰宅。
by en_plus
| 2006-07-25 03:18
| architecture
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